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ヒューリスティック・シティとフィロのスの時代の話

 4月5日。フィロソフィーのダンス 3rdアルバム「エクセルシオール」発売おめでとうございます!

エクセルシオール 【通常盤】

エクセルシオール 【通常盤】




 最近はずっとこのアルバムといっしょに暮らしているから、どの曲もぜんぶ好きなんだけど、なかでも10曲目、ヒューリスティック・シティのことが大好きです!という話をします。



テーマは"平成に別れを告げる曲"
作曲宮野弦士さん
作詞ヤマモトショウさん

さよならを
好きだって言えるうちに
次の時代いきましょう
わたしが覚えておくから、今を

 とにもかくにも、まず、マリリちゃんによるこの愛の歌い出し。ほんとうにほんっっとうに好き。大好き。もう何度心を震わせられたかな〜 テーマは別れだけれど、ひたすら悲しみに徹する曲ではないんだなっていうのがすぐにわかるし、「次の時代いきましょう」っていうところ、相手を置いていかないことを選んだひとの歌声ってこんなにも強くてぬくもりを感じるんだなって。ふたりの恋のことをこれからどんなふうに歌うのか、どうしようもなく知りたくなってしまう、こんなに曲のこの先が楽しみになる歌い出し、他にないんじゃないかな〜〜

「記憶」って匂いのする
ふたりの待ち合わせ場所
呼び方を変えるのはつまり
おわりってことだから

 この匂いっていうのは、「生活の匂いがする部屋」とかそういう漂う雰囲気みたいな意味の匂いだと思うんだけど、じゃあその記憶の匂いってどんな感じ?っていうことはわからなくて。ふたりが重ねてきたものだからふたり以外にはわからなくてそれで良いんだよね。でも、ハルちゃんの歌い方がすごくやさしいから、きっと大切な記憶なんだろうなっていうことが聴いていて伝わってきました。あと、めちゃめちゃ関係ないんですが、そういえばマリリちゃんを初めて見たときに、ああ幸せの匂いがするひとだな〜と思ったことをぽっと思い出しました。ライブも待ち合わせ場所だ、と、もうここでは思い切って決めてしまうとして、そうやって実際に会うことで感じられる空気はぜったいにあるよね!

 ふたりの待ち合わせ場所っていうの、秘密基地みたいな、(その場所に他に人がいたとしても)ふたりだけのっていう意味合いをなんとなくだけど感じて好き。待ち合わせって、相手がいて初めて成り立つもので、ひとりじゃできないんだよね。自分から見える世界にばかり気を取られてしまって忘れちゃっていたんだけれども、自分が相手の世界の一部になることがたしかにあるということにハッとさせられるし、そのまなざしに気づくことができる、とても好きな歌詞です。

 でもそれも終わりなんですよね〜〜切ない〜〜 つまりおわりっていうところ、ぎゅっと言葉をつめて歌われることで、足早に過ぎ去っていくような、そういう切なさとかやるせなさを含んだ音として聴こえる。待ち合わせ場所の呼び方を変えるっていうことで良いのかな〜 あの場所とかいつもの場所だったのが、誰にでも通じる場所の名前に変わったとか。それか待ち合わせ場所で呼びかける方法が変わったのかな。どちらだとしても、そこがふたりの場所じゃなくなるのには充分で、知っているけど、自分はその名前(呼び方)の中にはいないような、知らない場所みたいになるんだろうな〜

あなた、いつもどおり
車道側を歩いて、
あの店に連れてってくれるんでしょ、
きっとそれがすべてだって
教わったから必然

 あの店っていうのがまた〜〜もう〜〜めっちゃ好きなんです〜〜あの日あの話をしたあの店。たぶんわたし、ふたりの恋の、この混ざれなさみたいなところに惹かれているのかもしれない。決して混ぜてほしいわけではなくて、誰にでもあり得たかもしれないのにこのふたりに起こることがなぜか選ばれたっていう、偶然選ばれてしまった必然性を見ているかんじがするからすごく好き。説明が下手すぎるんだけど伝わるかな(笑)大事な話はいつもあの店でしてきたよね(だからいつもどおり今日も、)っていう、なんだろう、すこしのあきらめの色が見えてくる。

 車道側を歩くって表現されたときに、最初、守られているねっていうのを感じて、そのあと横に並んで歩くふたりが思い浮かんで。前後に並んでいたら車道側とかないよねっていうそれだけの理由なんですが(笑)最初の頃は前を歩いてもらって後をついて行くかんじだったんじゃないのかな〜たぶんもう慣れて、道順だってぜんぜん覚えているから並んで歩けるのかなって。それでも連れてってもらうお店なんだな〜っていうのはちょっと不思議なんですけど。それはずっと変わらなかったのかな。新しいできごとに出会うことがもうないのだろうなっていう気付きを今の自分が持っているってわかるのは、その気付きを持っていない自分(つまり新しいことに出会いつづけている自分)を想像しているからなんじゃないのかな、とは思っていて。めちゃめちゃややこしいことを書いている自覚はあります(笑)そこから導かれたのが「さよなら」なのだとしたら、誰もそれを責められない、と思うんだよね。

嫌いっておもっていた
ふたりの違いだったけど
三つめの選択肢あれば
なんでもないことだ

 二つの選択肢があるとき、いつもちがう方を選んできたということなんですよね?きっと。ふたりが違うとき、それを受け入れることも嫌いになることもどちらかに寄せることもお互いに歩み寄ることも、わりとぜんぶ三つめの選択肢になり得ると思うんですよね。ふたりが同じになりたいわけではないんだろうなとは思うけど、、この歌詞むずかしくて解釈しきれていないんです。だから考えれば考えるほどいろんな意味が自分のなかに飛びこんでくる。ぜんぶ完全なる主観なんですけど(笑)楽しいな〜〜

人はいつもどおり
当たり前のように
ぜんぶ連続だってふりをしてる
まだ次の名前だって
知らないけど、いいの

 人って世界のことですよね。ぜんぶ連続っていうのは、過去にあんなことがあったな〜〜って今の視点から見通せることかな。重ねてきたそれらの経験から、次はこうしてって自然に導き出していく、日々が当たり前に流れていくのがいつもどおりっていうことだと思うけれど、それが通用しないこともあって。とりかえしのつかない(元には戻れない)ことである平成の終わりを前にしてそれが現実味を帯びてきたというか、姿を現してきたかんじなのかな。平成がこうだったから令和もこうなるだろうなっていうふうには今は言えないし。でもさっきも書いたように、知っているけど、自分はその名前(呼び方)の中にはまだいなくて、よく知らない場所にいるという感覚はあるんだよね。次の時代がふたりの場所じゃなくなるにはそれで充分なんだろうな。

生まれなかった未来と
わからなかった論理と
忘れられた夢にも

 愛しのCメロ〜〜〜〜!!!もうぜったいに全人類聴いてください!!それはむずかしいけど、友だちみんな聴いて!!
↓Cメロから始まる設定にしたよ!!そうして最後まで聴いてまたもう一度再生してしまう仕組みです。天才(フィロのスが)

 生まれなかった未来もわからなかった論理も忘れられた夢も、今ここにはないけれど、ぜんぶ光のなかへ溶けて消えていったんじゃないかな〜って、光に愛されている、そう思えたらすこしうれしくなりませんか?心の紐は自分でゆるめて良いと思う。

さよならを
好きだって言えるうちに
次の時代いきましょう
わたしが覚えておくから、今を
さよならも
悪くない恋がある
なんてね、いいわけかも
当然のアブダクション
ここはヒューリスティックの街

 ここまでサビについてほとんど触れてこなかったんですが、「わたしが覚えておくから、今を」っていう歌詞がどうしようもなく好きです。今のこと、やっぱりちゃんとこの先の自分に託しておくんだなって。自分の「今」の中からあなたやあなたとのできごとが消えていく(さよならする)ことは、世界からあなたがいなくなってしまうこととイコールではなくて、だから「次の時代いきましょう」あなたを置いていかないことを選んだんですよね。例えば世界からあなたがいなくなってしまうことでしか、さよならを防げないとしたら。もうすでにあなたはいるし、この先もずっと。それなら別れを受け入れて、生きていきましょうって。さよならという行き先を決めてしまうことで、前向きに進もうとしているところがほんとうにかっこいい〜〜!

 アブダクションがどこに掛かっているのかな〜っていうのはいろいろ考えたんだけど、ふたりの恋はさよならまで大事だから、だからきっとさよならを好きだって言えるよ、大丈夫、ってところかなってことで落ち着いた(勝手に笑)ヒューリスティックの街も、たくさんの経験と照らし合わせながら、ここからまた前に進んでいける、どこまでも行けるしどこへでも行ける街、くらいに言ってしまいたい。ぜんぶぜんぶ明るい希望へ繋がっていると思うのです。


 本来の意図とはまったくちがう読み方や聴き方をしている部分もたくさんあると思うんですが、ヒューリスティック・シティのことが大好きということだけは伝わっている、といいな、、(笑)こうやってまとめたことで次にライブで見たときにどう感じるか楽しみだな〜〜クアトロツアーで聴けるといいな〜〜



 終わりは始まりだってよく言うけれど、わたしもずっとそれはそうだと思っていて。新しい時代がみんなにとってやさしく楽しくあるように、この時代に残しておきたかったことを書いてみました。来年はフィロソフィーのダンスの年だったって言われるような一年にしたいって去年の品川ステラボールであんぬちゃんが言っていたように、フィロソフィーのダンスの時代だったねって、こいわせてほしい〜!常に向上していくみんなをずっと応援していきます。


 最後に。フィロソフィーのダンス 3rdアルバム「エクセルシオール」発売ほんとうにおめでとうございました。またね