ぴかぴか

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原因と結果とフライパンのラプソディー

 9月30日。土よう日。大阪。晴れ。

 横山晃士さんが出演されている舞台、劇団ユニットWOW!の「原因と結果とフライパンのラプソディー」を観てきました。

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 WOW!さん、初めて観たんですけど、みなさんパワーがものすごくって、ぐんぐん出てくるとびきりの表情に、もうそれだけでも見ていてめちゃくちゃおもしろかった〜〜です!!あと、決めポーズみたいなのがかわいい。わお!ってお顔の横に両手でお花広げるの。

 

 基本的に、フレンチレストランで、夫婦親子、それを取りまく人たち、の会話でお話が展開されていくんですけど、原因(なにがあったのか)と結果(そうしてどうなっているのか)を一場面ずつ入れ替えながら見ていくので、時系列がね、けっこう整理するのがむずかしかった。けれど、だからこそなのかな、いろんな思いが交差し合ってきたこと、一人一人の思いの至り方みたいなのがすっごくわかっておもしろかった。

 まず、夫婦ふたりだけのシーン。娘のリカコさんの結婚相手とその家族との食事会が始まるのを待っているの。離婚寸前だからわりと険悪な雰囲気。でもしりとりしながら会話していてかわいい(笑)ちゃんと考えて選んだ言葉を投げる、それに返事が返ってくる、って、すごいことだなぁと思う。旦那さん、そわそわしちゃって、じっと座っていられないの、すっごい父親っぽい。それもかわいい。ふつうだったら、ここが物語の始まりじゃあないですか。ずっとこれ以降のことを想像しながら見てた。でも、ここまでくるだけでもほんっとうにいろんなことがあって、想像しようともしていなかった、そもそもできなかったくらい、いっろいろ。奥さんが元彼と会っていたり、リカコさんが結婚相手を詐欺じゃないかと疑っていたり(ちがったよ)、奥さんの姉妹がめっちゃ好きなキャラだったり笑、やっと彼が来たと思ったらやばい人だったり(めっちゃ褒めてます笑)、彼のお父さんがその元彼だったり!?、リカコさん元彼の子供疑惑出たり(ちがったよ)、これ一日のできごとなの、何回考えてもびっくりする(笑)場面の切り替わりごとに、レストランのオーナーがジェームズ・アレンの言葉と共にストーリーテラー的に現れる。世にも奇妙な感じ(笑)そこからもだし、それぞれにストーリーがあるっていう感じがした〜そもそも人生ってそうだよね。秋の二時間スペシャルとかあるじゃあないですか。主人公ごとに物語があるやつ。人の人生の主人公に他の人はなれないから。それが重なったり交わったりしながら一日のできごととして成っていったの。説明が下手で伝わるかわからないんですけど(笑)

 リカコさんの婚約者のシンジさんとそれを演じた横山晃士さんがやばい!!っていう話をします。登場した瞬間、物語の風通しが変わったんですよ。ポジティブの窓全開、みたいな(鍵壊れてるから開いちゃったらたぶんもう閉まらない笑)「ヤマダシンジと申しますぅ〜よろしくお願いしますぅ〜」語尾を伸ばすしゃべり方に、頼りなさそうな立ち姿。年上の女性に好かれるのはわかるかも。横山さん、もう圧倒的にシンジさんで。これまでダンスをしているところしか見たことがなくって、こういうお芝居をしているところを見るのは初めてだったんですけど、ほんとにすごかった!!演技とかくわしくないから、何がすごいのって聞かれてももうとにかく見てくれって言うしかないんだけど笑、だってこんなにすごいんだよ!?って。そこに居るだけでおもしろいって、ハピネス要因すぎる。表情がめ〜っちゃ動くから、一挙一動見逃してなるものか〜って思って見てたら、自分の表情も同じくらい動いていてびっくりした。おそろいです。あと、声がすごく良い。好き。父親に結婚を反対されて、だだっ子みたいに地団駄踏むんですけど、声がぜんっぜん負けない!し、シンジさんを物語のなかでちゃんと生かしたいみたいな意気があってね。セリフ全部大切にしているのが伝わってきました。コミカルに前向きというか、楽しそうなところを楽しそうにやる人だな〜〜と毎回思っていて、今回もやっぱりそうでした。わたし、きっと、ダンスじゃなくても好きだと思えるだろうな〜っていう予感はあったんですけど、確信できたのが今回のこの舞台でよかったです。

 あとはねえ、たぶんそんなに関係ないと思うんですけど、お水のグラスがきらんきらんに光っていて、(実際にお水は入っていないんだけどおしゃれな柄があるおかげで!)、ほんとちゃんとお水のきらめきで。みんな、動揺したり気持ちを動かしたときにお水飲むじゃないですか。気持ちを全身へめぐらせていくみたいでね。飲む度にグラスの光が揺れるの。そうやって気持ちのゆらめきが目に見えるのが好きだった。なくなればすかさず店員さん(ギャルソンさんって言わなきゃ)が注ぎにくる。今ここでは、気持ちを動かしつづけることを止めてくれるなよって、言われるんですよ(言われてないけど言われる)この状況を抜け出したいなら、思いを動かしつづけて変化させていくしかないよ。これはわたしが勝手にそう思いたいっていう願望なんですけど(笑)見える動き見えない気持ち、自分で行間を読んでいくのが楽しかったし、いろんな思いを舞台へ向けていました。そうしたら会場全体がずっときらきらしてた。

 みんなA型だねって、「全員Aっ♪」気づいたら口ずさんでいる(笑)わたし、O型だから、えいえいおーじゃあないですか(?)気持ちを動かしつづけた先でもらえた、応援歌ですね。みんな笑っていて、なにこれええやん(エセ関西弁)って思って。ただのだじゃれなんですけど(笑)リカコさんが母親へ伝えたように「お母さんの未来は、お母さん自身が、決めるものなんやもん」自分の未来は、自分のだから、自分で決めていい。全員ええよって。みんなみんな、自分らしく、居てええよって。こんなにやさしいやさしい肯定をもらえてしまって、ほんとうは倍の倍くらいのものを差し出したいくらいだから、これじゃあぜんぜん足りないんですけど、お返しに、みんなみんな大好きですって、言いたいです。

 

 わお!って咲かせたお花、このすてきなすてきな笑顔がこの日の結果なのだな〜〜と。ハッピーな作品に触れることができました。今日という未来は、この瞬間から作られる。だったら、少しでも多くの喜びを感じつづけて、自分や大好きなひとたちの未来に、花を添えられる人でいたいなぁ、と思います。