ぴかぴか

Always believe in yourself.

書いておいてよかった

 ブログを100回書いた。

 前にやっていたブログと合わせて、100とちょっと。とくに意味ないような雑談みたいなのもあるし、何週間もかけて書いた、何度も読みかえした話も、いろいろある。書こうと思った理由はもっと単純で、ちゃんと残しておきたかった。

 いつも「読んでる」って言ってもらえてうれしかった。「ブログ好きでな、ホーム画面に追加してん!」「絵本よんでるみたい、夢の中にいるみたい」「ぜんぶ読んでるで」「続けてね」「待ってるよ」ライブでたまたま隣の席になった人が読んでくれていたこともあったし、ブログのって話しかけられることもあった。そんなことがあってもいいんだな〜って、目をぱちくりさせたし、ちょっとだけまぶたの淵のところを揺らした。どうやって書いたらおもしろいと思ってもらえるかなあって話しあってせめぎあった時間が、ずいぶん救われた気がした。自分のためだけなら、もっと散々な文章しか書けなかったかもしれない。ほんのすこしでも相手との時間が重なるように、知りうる限りやさしくなぞるように書いたんだった。

 

 書いておいてよかったなと思う。できるだけあざやかなうちに、好きとかかわいいとかそうかんたんに変わらないこともぜんぶ書いておいてよかった。その瞬間に好きだと思ったことを、その時のわたし以上に熱量をもって書けた人はぜったいにいないんだから。あの燃えるようなきもちには、だれも勝てっこない。それなのにあの頃に書いた未来もきみも、あんなに好きを込めたけど、ぜんぜん叶わなかったね。今ここにはないし、あの頃のわたしではもういられないのかもしれない。それでも書くことは、わたしたらしめてくれる唯一で、生きているうちはまだ書きたいと思う。書きたい人がいる。ああ大人になるって、思い出せることが増えることだよね。遠くなってかなしくなることじゃない。

 

 今はまだ意思とは関係なしにやらなければいけないことばかりだと思う。いつかやりたいことが増えて、思うとおりにできるようになるといいね。その時々のあなたに、いちばん似合うことばを知っていられるようにしておくから、ちゃんと書いておくから安心して。好きな人の大事な夢なら、信じてみたいと思えたこと、今日も残しておくね。何年もかけて、いっしょに大人になろうね。