ぴかぴか

Always believe in yourself.

イヤホン壊れた


 ずっと使ってたイヤホンが壊れた。


 思い入れがあるとか、そんなんじゃないから、壊れたこと自体は、まあそんなこともあるかってかんじ。プツンってとつぜん音がなくなったから、耳が聞こえなくなったのかと思った。小学生のときに、ヘレン・ケラーの本を読んで、全盲ろうなんてぜんぜん想像もできなかったから、目を閉じて同時に耳をふさいでみたのを思い出した。超こわかった。しばらくそうしていたけど、ずっとそこに突っ立ったまんまで、動けなかった。前が見えないなら、動こうとも思えなかった。

 イヤホンを引っこぬいて、マウントアップを流したら、あのかっこいいイントロがガシガシ聴こえてきて、安心した。イヤホンが壊れただけだって。
 なんでマウントアップだったかっていうと、それまでずっとリピートして聴いてたからね。

 すこし前、「マウントアップが流れてるよ」ってツイートしてくれていたのをきっかけに、卒業前最後のビレボアやえびすでのマウントアップの動画を見たよ。やっとね(笑)最初っから超超かっこよくて、やっぱり好きだ〜〜って思ってたら、「なほ来いよ!!」って大きい声入っててちょっとだけ笑ってしまった(笑)そうして、いちばん前のまんなかに入れてもらったんだけど、その前にすでに下手側のいちばん前に入れてもらっていて。えびすでもチカーノおじさんたちが入れてくれた。後でお礼をしたら、「マウントアップはいちばん前で見せてあげたかったんだよ」って言ってもらって、すごくうれしかった。もちろん、いちばん前で見ることがすべてじゃあないよ。でも、そういうふうに、好きな瞬間を共有してくれる人たちに囲まれて見れたのがうれしかった。

 イントロ流れた瞬間、勝手にケータイほうり投げたのに、いっつも動画撮ってくれてありがとう。前入れてくれたり、隣で並んでいてくれたり、肩くんだり、いっつもいっしょに見てくれてありがとう。流れるたびに、名前呼んでくれたり、いっつも思い出してくれてありがとう。ぜんぶのマウントアップに思い出があるな〜〜

 
 前が見えないことなんて あたりまえだったのに いつのまにか手探りが怖い
きっと道標があっても 同じように迷い もがき苦しんでたんだろう

 二番のサビを歌っているちひろちゃんを見るのが好きだったなあ。ぜんぶ好きだったけど(けっきょく笑)なんで、怖いのに、同じように迷いって言えるんだろうって、ずっと思ってた。だって、それって超こわいじゃん。前が見えないなら、一歩だって動こうとも思えないでしょ、ふつう。そうしたら、動画のなかのちひろちゃん、目細めて歌うあいだ、たまにふわってやさしい顔した。そんな表情ができるくらい、やさしいできごとをいくつも重ねた今だから言えるのかもしれないなあって、思った。勝手に解釈を添えて、わたしも今なら、目と耳ふさいだって、いっしょに歩いてくれる誰かがいるなって思える。そういうことか〜〜

 そんなにやさしいなら、ステージの上じゃあなくても、もう大丈夫なんだろうなあ、あたりまえだね。やさしいから、この先のいつか、またステージに立ちたいかって聞かれたら、迷わず首を横にふってほしい。それくらい失くせないものが、そのときちひろちゃんの目の前にあればいいなと思う。それまでにまた、前が見えなくなったとしても、ちひろちゃんの前も後ろもず〜っとやさしいと良い。


 新しいイヤホンで聴くこの曲も超超かっこいいよ。マウントアップに出会えてほんとうによかった。
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